天邪鬼迂回
朝焼彩茜色

右向け左の天邪鬼 猜疑心を頼りに唯一を突き抜ける

迂回をへビメタルに足音はウーハー 進んでは振り返る
素直の尻尾は出ていないかと・・

隠れ愛の肩書き 天探女に取り憑かれた 寄り道の小石拾い

原石と対峙した八意を拾い 懐古を鳴らし 尻尾を末に広げる

右向け左の 逆回転術 誤解を招く 天邪鬼 鬼ではなく弱いだけ憂いだけ

右向け右の囲いに 入れない アウトサイダーの尻尾は揺れる

寂しさを拗ねるしか術はない 逆回転 誤解を招いた 迂回を好んだ

素直の段階の透明部分まで 突き抜ける その為の迂回時間

今日も右向け左を繰り返す 絶対軸 天邪鬼の我の軸 エキストラには成れない

エキストラの囲いが 一つの知恵しか拾えなかっただけと 憂いを残す

素直の尻尾を堂々と振りながら

天探女を天に返す 透明度が眩しくなる頃 


自由詩 天邪鬼迂回 Copyright 朝焼彩茜色 2013-09-15 23:08:26
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