両サイドと向かいに詩人
朝焼彩茜色

右に悲しみを越えた愛の持ち主
左に575777777の天才
そして向かいに顔文字のお面をつけた小僧

窮陰の毎度の集い 私は信号無視ギリギリで
編集長の愚痴を零しながらスタバに向かう

慣れない日本の首都の普通の道を田舎者丸出しプライドを捨て
颯爽とマフラーを靡かせ 向かう

 面子が揃う

人数的にマージャンなんか始まりそうだが
揃いも揃って言葉馬鹿 想像馬鹿 比喩馬鹿
ゲームなんかシテイラレナイ イナイイナイ馬鹿!

笑いながら情報収集 比較級のない褒め言葉を掲げて
照れたり 自負したり 吹き出したりしている

 コーヒーが無くなれば100円で継ぎ足す
 スタバさん 悪いけれど今日は長居します
 おかわりは またします

窮陰の毎度の集い この日だけは 引き篭もらず脱皮してくる

囲む丸いテーブルは大きなステージ

右に悲しみを越えた愛の持ち主
左に575777777の天才
そして向かいに顔文字のお面をつけた小僧

書き手は目に見えないものばかり書いている 自称 華の想像力保持者

  「両サイドと向かいに詩人」

二次会へ続く


自由詩 両サイドと向かいに詩人 Copyright 朝焼彩茜色 2013-09-12 15:47:34
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