甘美にくちづけ
朝焼彩茜色

人の大事な気持ちは どこか大切な処で静かに呼吸をしている

多分 処理なんて出来ない しない

劣っているなんて 億劫だ

途上だから 親しみ歩み近づいてゆく

 大事な気持ちは臆病に円らな金平糖
 砂糖菓子に慰められる 舌は甘美しか受けつけられない

楽しんだ者の勝ち 安らかに手のひらに乗せる 大事な気持ち

愉しみたいだけだ 手のひらには儚い限界があるから ゆっくり暖める

反省会なんて 目次だけでいいよ 中身にはそう書いてある

 大事な気持ちは甘美 誰も笑わない 綺麗すぎて金平糖が華になる
 甘い暖かさで増し 暈しながらも透明に輪郭を見せる香り

人の大事な気持ちは どこか大切な処で静かに呼吸をしている

凛々しく呼吸している

だから愉しんで 胸いっぱい


自由詩 甘美にくちづけ Copyright 朝焼彩茜色 2013-09-11 23:00:43
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