夏が終わる、それは、不意打ち
阿ト理恵


さんずいと林の狭間をうろつきながらハンドルを握っていると
「もうすぐひがくれます。ライトをつけませんか?」
壊れたはずのナビがしゃべる無機質な声に、さんずいのよこで立ちくずれそうになった。




自由詩 夏が終わる、それは、不意打ち Copyright 阿ト理恵 2013-09-09 00:05:51
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