引っ越し
朧月
いるものと
いらないものにわけなさい
その基準がおかしいのではないか
なんて言いたくなるおかたずけの時間
いつもそうだ
決められない
いつも
古い家の古い小屋には
古いものが置かれている
それで不思議はない
それらはそこで生きている
ひっそりと
子供の頃の私のものは
なんのためにあったのか
かきあつめて抱きしめた
あの頃の私ごとぎゅっと
自由詩
引っ越し
Copyright
朧月
2013-09-08 18:26:40
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