山の学校 ー秋ー
Lucy

あかねにきらめく雲母の
ひとひら
水面に
さかさまの
稜線
今も
背伸びしている梢

憎しみだった


どこから
逆流したのか
痩せ細る
影を滲ませ
それは 確かに
あったと


出会いと
別れの かなしい記憶に
カムフラージュして
わたしを
追放しつづける




自由詩 山の学校 ー秋ー Copyright Lucy 2013-09-08 10:36:02
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