読書の影
番田 


何もないレールの上
一人で行ける場所とは きっと この部屋だけ
絶望の出口であるドアがきしんでいる
外にあるものは何だろうと 僕は腕を組む


それともどこにいるのか 僕は
帰り道の暗闇の中に ひとり
それとも部屋のどこかに僕は存在するのか
心の中から どこに向かっているのか


自由詩 読書の影 Copyright 番田  2013-09-08 01:56:07
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