気分転換のドライブ
佑木
祝日は朝から
気分転換のドライブに出かけました
久し振りの好天気で片道2時間ほどのドライブでした
途中 1車線に切替わるところで20分程渋滞しましたが
渋滞の際 前をゆく車が古いベンツのスポーツタイプで
運転者が白髪の老人でした
手馴れたハンドルさばきで 時々窓から手を出していて
きっと若い時からの愛車なんだろうな
なんて想像しながら渋滞を通り抜けていました
自分があれくらいの老人になっても
あんなに格好よくいかないだろうな と思って
少し羨ましくもあり でも横に女性の姿がなく
ひとりのドライブでは ややさみしそうでもあり
勝手に想像しながら渋滞を楽しんでいました
目的地では
コスモス畑やハーブ畑を歩いてきれいな空気を
たっぷり深呼吸して 馬や羊を眺め
帰りに疲れたので芝生の上に寝転んで空を見てみたら
その美しさに見惚れてしまい
こんなに美しい空を見ることの無い生活の意味を
雲の流れの不思議さに答えを出すことも出来ず
たぶん自分の求めているものや
これからも戦い続けて行かねばならないことの意味を
出すわけでもなく ともかくただ
あの美しい空を見ることが出来ただけのドライブでした
紺碧の空に気ままな雲たちが
自由気ままな形と速度で流れてゆく
あの光景が今でも思い出されます
現実はともかく 心はあの空のようで
ありたいものです