楕円軌道エナジー
朝焼彩茜色

心の在り処に明るみを灯す 儚い吐息にも消されず 風の神にも胸を張り
共に灯して明るみを眩しがらず ただ 上を向いて歩いてゆこう

計算された楕円の軌道は 生きていることを存分に噛み締める為に
微かにずれて 起動させるエナジーは 燃え尽きることは その概念は
とうの昔に 割り切れない歯痒さと共に 明るみを目指し 志し

 今も尚 精進の重みは無重力の魂と同じ想いを背負い
 
 羽ばたいている

心の在り処に質素な光だけれど 色彩は激しく艶を溢れさせ 燦とした計算させた乱れ
徳への矜持の爪先のない 暗示をひたすらに想像するエナジーが質素に向けた光

 照らしたいのだ 照らされる者全て 普く起動を伝う 喜びは躊躇を屠る

 生き生きと もっともっと 生き生きと 伸びて

 伸びきった宇宙線は もう切れることはない

 伸びきった楕円の線は 至るに値する喜びの線は

 全うする最期まで それからも 今も尚 手を繋いでいる 伸ばし続けている


自由詩 楕円軌道エナジー Copyright 朝焼彩茜色 2013-08-31 00:30:59
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