おびえた鳥の知る言葉
黒髪
うつろな目を見て鳥はおびえる
束の間の充足、命も短い
泣いて濡らすおりがみ
紙の色は涙を染める
太陽の黒点の明滅とオリジナルが存在不可能であること
最終列車は夜を渡る
明けるまでそのまま道を抜ける
真実の不動と命の可動、花の茎が影を負い揺れるように
我々の言葉を表す時がやってきた
自由詩
おびえた鳥の知る言葉
Copyright
黒髪
2013-08-30 17:15:44