皮肉の耐えられない軽さ
阿ト理恵


カナカナとそのひぐらしがやめられず

媚びは錆び黴てやがてはゴミとなる

本に詩味染み紙魚喰う程うまいのか

真実を見ないで太陽睨みつけ

跳び跳ねる教訓今日君臨せず

夕方に遊方忘れ立ち尽くす





俳句 皮肉の耐えられない軽さ Copyright 阿ト理恵 2013-08-29 00:13:06
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