秋の香り・・・
tamami

深い緑の上に蒼穹が見える時

大きく息を吸い瞼を閉じると

樹の香りの変化がそこにある

深い緑の上に浮ぶ雲を見た時

眩しさに手を翳しその流れを

眺め細やかな秋の訪れを知る


一つの季節が移ろうとする時

ゆっくり歩く足元の柔らかさ

さらに柔らかくなるであろう

樹木が色づく頃を思い浮かべ

今この瞬間を愛おしむ日々に

優しい風の香りで感じている





自由詩 秋の香り・・・ Copyright tamami 2013-08-27 13:10:58
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