Hot coke
月乃助

夏の陽ざしは、いらだちの

Fucking hot 


モーツアルトの楽の音は、
それを和らげる
 そして 冷たいcokeと ひときれの青いパイ


すべては 「文明」 の、ほどこし


夏の暑さにぬかずく 僕の箱庭は、
 雑想だらけ


陽にやけた草・花は、あかく
 思想らしき花弁の 肌をさらし、


ひとり木陰に 焼けた頭蓋のほてりをさます


たぎつ夏 熱病さながら多くのものが、
熱に 浮かされる
 僕もまた その羅患者



「文明」は、引き返す道をしらぬ ひとすじの道行き
 「文明」の夏と さしさわりのない人の幸福が
 正の 相関関係ならば


人に汚辱も 争いも
まして 汚染を もたらすことは、ないはず


その果てには、
きっと
どうしてか/どうしても
 辺土の冬がやってくる



( 文明 ) の 夏の淘去 
 初めて顔をそる 剃刀の刃のように
 想いは、ただ
 行きなずむ









自由詩 Hot coke Copyright 月乃助 2013-08-25 12:40:29
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