もう少し 先に
藤鈴呼
手元には 目に見えるものなど
残って いないのだ、
と 呟きながらも
まだ その先に 確かに 存在する筈の
「残り」 を
紡ぎ出して 生きる
見えるよ
もう少し 先に
歪む ボールも
受け止める ミトンも
全て 油塗れだったって
虹色に 光るは
何時だって
キミの ココロ
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自由詩
もう少し 先に
Copyright
藤鈴呼
2013-08-23 20:17:30