夜空の散歩
ヒヤシンス


群青色の夜空を指で穿つと銀色に輝くんだ。
ほら、そこかしこに。君に見えるかい。
君もやってごらんよ。
そうすればこの夜は満天の星空に変わり、君と僕は今繋がる。

僕と君、二人の手を重ね合わせて、夜空に放とう。
二人で永遠を創ろう。
一番大きく穿たれた夜空の穴から
満月が顔を覗かせるまで。

愛し合うことをやめる事はやめよう。
愛ってなに、って君は僕に訊ねるけれど、
それはお互いの心を感じ合うことなんだ。

君は僕につかまっていればいい。
僕は君の手を絶対に離さないから。
僕らは導かれるままに愛を育むこの綺麗な夜空の散歩者なんだ。


自由詩 夜空の散歩 Copyright ヒヤシンス 2013-08-18 15:58:33
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