人のタイトルを勝手に並べると新しい物語が生まれるだろうか
左屋百色

朝ぼらけ

星の香り

色彩を描く

長い休符

沈没しようとする船の中で

君の世界は終わらない

砂の中の海

そこにいるあなたが誰であろうとも

ねじれた木

家族の肖像

木曜日の二十四時

地下のカフェで

わたしはあなたの作品が詠みたい

フクロウと呼ばれた少年

ひとりごとのボリュームをあげた

滝壺のなかで愚痴を言う仙人

月を喰う




自由詩 人のタイトルを勝手に並べると新しい物語が生まれるだろうか Copyright 左屋百色 2013-08-16 18:29:23
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