運命は手のひらに
永乃ゆち




運命は手のひらに

降り積もる間もなく消えてゆく

熱に蒸発し続ける

白く冷たい雪のよう。

耳たぶを赤くして

出会った夜から。






自由詩 運命は手のひらに Copyright 永乃ゆち 2013-08-07 02:24:39
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