とほうもない
田園

とほうもない





とほうもない時が流れ
あの時の笑い
あの時の悲しみ
全てが流れ
としてまた
とほうもない時を迎える

世界の始まりを人々は渇望する
世界の終末に人々は憧れる

辛い日々
嬉しい日
繰り返される
「とほうもない」

一つだけ確かな事
私達は生きているという事だ
生命
残酷で快楽をまとい真実をちらつかせるもの

とほうもない時が流れ
地球と共に年月を過ごす

それはきっと美しい事なのだろう
少なくとも人が生きている限り

嗚呼
とほうもないね



自由詩 とほうもない Copyright 田園 2013-08-02 03:42:44
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