言語ゲームと生活様式
はなもとあお

言語ゲームと生活様式


詩人という存在に
意味を与えるとするなら
“話せばわかりあえる”
そんな平和をもたらすことに
あるのだろう


言語活動やそれにともなう諸活動の総体をあらわすため
方法と事実にわけられた
概念
比較対象をもつものと
具体的な生活形式としてあるもの
つまり
あらかじめ決められた
規則と
意味で
どこまでも探求される


コミュニケーションは
どこまでも
共通で
成立するから


家族的に
内輪の言葉で限定される
安心と阻害
そのはざまで
詩人は揺れる


詩は言葉である
含める
意味で
詩を
どんなものにしていきたいですか
ひとりの詩人として


生活様式として
あらわれる
背景の数々
つたえたい気持ち


それが
武力行使とどこまで競えるか
譲り合う心とともに
尊重したい
家族的言語をわかりあう
そこに
世界平和が
かかっているのかもしれない


同じ日本語でも
いまはまだ
わからない言葉ばかりだけれど



参考文献『現代思想フォーカス88』木田元 編 新書館





自由詩 言語ゲームと生活様式 Copyright はなもとあお 2013-07-31 17:45:45
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