殻光
木立 悟







夏衣からだを縦に脱ぎ捨てる



何を射る指と指のはざまの陽



真昼から骨を外して蜃気楼



人の灯が消えた後に点くけだもの灯



片方の目が吼え覚める午睡かな



とどいてもとどかなくても虚ろ星



夏の径おのれを置いて去ればよい



轟きと三角の夜手をつなぐ





















俳句 殻光 Copyright 木立 悟 2013-07-31 09:33:37
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