精神の頂を掴む手
ヒヤシンス


天空を羽ばたく鳥のように優美で大胆なインプロヴィゼーション。
限りなき才能の泉から清水が次から次へと溢れ出ている。
もはやとどまることを知らない感情の洪水は
我々の乾いた喉を潤し、大河へと流れてゆく。

バイタリティーに満ちた光の帯に包まれれば至高の極みだ。
きっと彼は眼下に雲海を見下ろす頂を知っている。それは精神の頂。
限られた者のみが知り得る世界。
我々は創造しなければならない。

未知なるものに怯えて過ごす日々を捨て去る覚悟が必要だ。
あなたには出来るかもしれない。では私は?
根拠の無い自信など、冷たい風をその手に握りしめるようなものだ。

しかし私は決してあきらめない。
精神の頂をこの手に掴むまで創造する。
創造する事こそ、私の生きる意味なのだ。


自由詩 精神の頂を掴む手 Copyright ヒヤシンス 2013-07-28 03:07:13
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