凛月
朝焼彩茜色

サイキックもなく
ルナティックもない

優しさに融ける強みを整えて歩く

 ちょうちんの暖かさでスーっと佇む 永遠の秘密の入り口

蛍を探したくなる心得が呼び覚ます 凛月

草花が耳を澄ましている いつの世も

追求を腹の底で憩 眠りを整える

 ちょうちんの明るさで水分を含む潤う光 昏睡の出口からの光

小川の群れを成す魚たちが夜空の下で 煌く 凛月 チャプンっと

土の道が足音を聴き 返事ができない 寂しさを草花だけが
只揺らめくだけで 応えている

サイキックもルナティックもなく

 ちょうちんの暖かさでスーっと佇む 初めての凛月 


自由詩 凛月 Copyright 朝焼彩茜色 2013-07-22 23:23:55
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