真夜中の瞑想
ヒヤシンス


ラピスラズリの夜空に燦々と煌めく星々は私に宇宙を感じさせる。
際限が無く広大で、静寂な美しさに溢れている。
昼間とは別の顔にただただ魅入るばかりだ。
目の前でたゆたう蝋燭の炎に私の心は打ちのめされる。

神々しい自然を前に、私は一人敬虔なる祈りを捧げる。
人知れず私が会得した、自身の心のゆらぎ。詩情の明滅。
精神的怠惰は私自身の神々の怒りに触れ、机上のノートは閉じたままだ。
提示された白いジグソーパズルを一体どうしたら完成出来るだろう。

現実を見ずして進歩など有り得ない。
私はそこかしこに自身の魂の欠片を撒き散らしながら、
必死に私だけの絵を描く事になるだろう。

それはきっと醜いものになるだろう。
なぜなら私の絵は私の感性と常に同調していなければならないからだ。
それでも私はその絵を愛するだろう。なぜならそれは紛れも無く私の魂そのものだからだ。

たとえそれが真夜中の散歩者、もしくは孤独者の告白であったとしても。


自由詩 真夜中の瞑想 Copyright ヒヤシンス 2013-07-22 01:12:11
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