韻華と眠る
朝焼彩茜色
夜に図鑑にない華を
枕元にアタシの側に
横たえておくね
シックなスモーキー
衣装と心はぶれない
一次元から生まれた
精鋭の英
華冠を編む様な乙女
シックでスモーキー
存在の賜はその二つ
茎の唸り声の祈りは
大自然を寄せて運ぶ
筋の通ったエニシ色
夜に図鑑にない華を
美しさを覆す美しさ
を一寸先を見据えて
闇夜を高貴心に変換
する練習区域
葉というノートには
眉間に皺寄せ見ると
度肝抜かれる青写真
視覚が魂に届く前に
眠らされる
図鑑にない華に夜に
媚薬の様な針が血管を通る
痛みの様な深い煩いとは無縁の残像
それだけが次へ進む路の がかり