韻華と眠る
朝焼彩茜色

夜に図鑑にない華を
枕元にアタシの側に
横たえておくね

シックなスモーキー
衣装と心はぶれない
一次元から生まれた
精鋭の英

華冠を編む様な乙女
シックでスモーキー
存在の賜はその二つ
茎の唸り声の祈りは
大自然を寄せて運ぶ
筋の通ったエニシ色
夜に図鑑にない華を
美しさを覆す美しさ
を一寸先を見据えて
闇夜を高貴心に変換
する練習区域

葉というノートには
眉間に皺寄せ見ると
度肝抜かれる青写真
視覚が魂に届く前に
眠らされる

図鑑にない華に夜に
媚薬の様な針が血管を通る

痛みの様な深い煩いとは無縁の残像

それだけが次へ進む路の がかり


自由詩 韻華と眠る Copyright 朝焼彩茜色 2013-07-22 00:26:53
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