ポテチ
草野春心



  まぶしすぎる朝に
  ポテチの袋をすてる



  ケンタの箱をすてる
  底のほうに液のたまった
  わけのわからないビンをすてる
  まるで夢みたいだ
  車のキーが光を吸ってる



  おもいだせないきみのかたち
  てのひらでかたちづくる
  さわれなかったくちびる
  まだ
  すべて、
  まぶしすぎるゆめみたいだ




自由詩 ポテチ Copyright 草野春心 2013-07-20 10:32:19
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