白昼夢
石田とわ
光と影が交差した
あの日、
蝉が死んだ
探し求めた、あの日から
どこへ行ったのか
なにを探していたのか
記憶は遠ざかり
光に目がくらみ影をみる
真夏の吐息は深く濃く
その影はすべてを映す
忘れた罪も、忘れぬ罪も
光と影が交差した
あの日、
それがはじまり
自由詩
白昼夢
Copyright
石田とわ
2013-07-20 00:02:23
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