お盆前の丑三つ時の夢
朝焼彩茜色

お盆が近づいてきたせいなのか

お母さん 無邪気に連れてゆこうとした

ラスベガスの弾けたネオンとアフリカ大陸の空
淡い紫の時空の煌く粉が斑に残像を残す 夢からの目覚め

南米のペルーの隣の島 スリランカ程の大きさだった 夢の中
イースター島を思い出したのは 意識が戻った時
扇風機の風がハッキリと人工的に 体を冷やしていた

そのスリランカ程の大きさの島へ 旅行と肩書きをつけた
イカサマ 永住の旅 黄泉のネオン 近未来だった

お母さん 無邪気に連れてゆこうとした

平成生まれの同僚もチケットを持っていた

只の旅行ではなく 

お母さん 無邪気に連れてゆこうとした

  寂しいのですか ごめんなさい 少し貴女のこと忘れるくらい
  幸せな日々を過ごしていました

お盆が近づいてきたせいなのか

お母さん 貴女 変わらず無邪気に連れてゆこうとした


自由詩 お盆前の丑三つ時の夢 Copyright 朝焼彩茜色 2013-07-17 20:52:42
notebook Home 戻る  過去 未来