魂の座
朝焼彩茜色
今宵の半月は満月並な威力をしている
魂の座に脳天から入り込み 喉仏を通り
みぞおちと肋骨に絡み 股の下から足元に刺さる
シニスターが作動し始める
油じみたヒステリーなんてない
彼は今宵持病が発生しただけ 満月のような威力
一昨日から暦なしで月までの秘密通路から察知した 魂の座
右脳の穏やかな眼細胞 眩しいけれど 見つめ返す意図がある
私には意図がある
今宵の半月は満月並な威力をしている
彼は今宵持病が発生しただけ 男にしか見えない半月
そこまで 犯させているのか・・・・・・・・・・・
大丈夫 魂の座があるから
私が守ってあげる
眩しいげれど 見つめ返す意図がある 私には意図がある
※魂の座とは、松果体のことで、デカルトの言葉です。
敬意を込め、今宵だけお借り致しました。