魂の座
朝焼彩茜色

今宵の半月は満月並な威力をしている

魂の座に脳天から入り込み 喉仏を通り
みぞおちと肋骨に絡み 股の下から足元に刺さる

シニスターが作動し始める
油じみたヒステリーなんてない

彼は今宵持病が発生しただけ 満月のような威力

一昨日から暦なしで月までの秘密通路から察知した 魂の座

右脳の穏やかな眼細胞 眩しいけれど 見つめ返す意図がある

私には意図がある

今宵の半月は満月並な威力をしている

彼は今宵持病が発生しただけ 男にしか見えない半月

そこまで 犯させているのか・・・・・・・・・・・


大丈夫 魂の座があるから       
私が守ってあげる

眩しいげれど 見つめ返す意図がある 私には意図がある


※魂の座とは、松果体のことで、デカルトの言葉です。
敬意を込め、今宵だけお借り致しました。


自由詩 魂の座 Copyright 朝焼彩茜色 2013-07-16 21:20:47
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