天才になりたかった

天才になりたかった

よそのこがつかえる色を
わたしもつかいたかった
つかえるとおもっていた
こんな筆はこびを
わたしもしたかった

密なしごとを かんがえずに
わたしのおもむくままに
つみかさねてみたかった


天才になりたかったわたしの
ふたをあけるとなかみはからっぽで
かくしてわたしは
わたしが天才ではないことをしる


絵具のそうの
ひかりのはんしゃはすきとおり
透明色のとうめいはしたのそうとまじわり
ひとぬりごとにこんなにかがやいているのに
色は、色は、色は、、、、

うつくしいなぁ













天才になりたかった
なれるような、きがしてた






自由詩Copyright  2013-07-12 08:41:25
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