貫通
はるな


たびたびからだは貫通するが
すこしも風がとおらない
あの背中のうえではなんども裏がえった
裏がえりつづけて
すっかり風そのものになってしまった
あれは何百年まえだったかしら



自由詩 貫通 Copyright はるな 2013-07-10 17:26:13
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