みずのように
るるりら

【みずのように】


蛇口を くぃと ひねると 水が拡散し 飛び散る
靴裏が もえる じっとしてると 背が暑い
のびをすると 山間の風は 水の匂いがして

いままで 聞いたことのない鳥が鳴いてるね
やまあい とりのこえ あれは もしかしたら
三光鳥?


「月、日、星 ホイホイホイ」と 言っているよ
ほんとだよ

早朝から鳴いて日中は ずっとないて 一番星がかすかにでるころから
日々を謳うように鳴くのだって聞いていたよ

日々の美しさを 謳っているよ
すずやかに 歌が流れていくよ
はじめて聞いたよ 三光鳥の声を聞いたよ

明日は
なぜか わたしは ひとつ 年をとるよ
ふしぎだなあ



自由詩 みずのように Copyright るるりら 2013-07-10 09:02:03
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