きみと
シスターさん


新しい家もまた川のそば
住みついて
また言葉をつづってゆく
何度もめくった
日めくりカレンダー
口琴は窓の外へ音色を洩らし
綺麗なけむりを吐いて
お気に入りの絵は色違いで揃えて
東京がまた身体にしみてゆく

流れが速いから
波がすぐに
はみ出すから
君を追いかける時は夢中にならなきゃいけない
唇はもうアクビできない
風は不安を煽りながら押し流していつしか
やんだ
爪の色を塗り替えたなら
誰も分かつことのできない
2人の明日を迎えるよ

旅立ちはサンシャインデー
世界中が僕らを今
待ちわびている
サンシャインデー
貨物船の汽笛が君にも
聞こえてきたらサンシャインデー
晴れのち曇り雨だとしても
雲の上ならサンシャインデー
落ち着いたら絵葉書を書くよ



自由詩 きみと Copyright シスターさん 2013-07-10 08:21:49
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