僕は馬鹿だから
ムウ

触れてほしくなくて
触れてほしい
貴女の温かなその手を

強くなんかないんだ
弱くて脆いんだよ
でも馬鹿だから

辛くとも苦しくとも
背中を見せたがるのだ
誰も見ることなんて無いのに

明るい場所より暗がりの方が
似合ってる
そのまま闇に溶け込んでゆく

誰よりも光を求め
もがき もがき もがいてる
求めてるんだ

小さな手じゃ誰も
救えないのに
手を差しのべて 深い碧へと飲み込まれる
碧い無力感に

救いを求めてるのは
自分自身なのに

小さな僕は大きな愛を求めてる


自由詩 僕は馬鹿だから Copyright ムウ 2013-07-09 20:20:33
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