五大四季の中の雷師
朝焼彩茜色

雷師の不完全燃焼の稲妻にさえ 鳥肌が立ち 怯える
五大四季の一つに 終わりを打つ 生温い稲妻の出し切らない感情

雷師の感情は こんなものではないと 滑稽な想いを抱く
雷師の心を久しく感じられない 生温い平和の鈍感なアンテナを着け

磨ぎ澄ましを邪魔する膜を破る 黒光の世界を再訪問する勇気はない
今を望んでいるから なぜならと

雷師の感情に鼓膜が破れるほど 聴くをあてたい!乙女のような男のような女の戯言
聴こえますか とくとくと

五大四季の中の雷師の剥き出さない感情の打音は 
母親の腹の中の子守唄に似ている

お人好しの不完全燃焼な稲妻 優しさからでしょう
私が優しいから なぜならば

雷師の心を久しく感じられない 静寂が充満する今があるから
なぜならば

されど 時折 聴かせて欲しい 貴方の吐き出したい想いを
貴方が大地に響かせなくて 誰が揺るがす!

まだまったく滅びない 再生と斬新な進化を求むこの星は 壊れないよ
だから 時折 五大四季の中に在る頃 そう今時くらいは

ああ!もっと打音の子守唄聴かせて・・


 


自由詩 五大四季の中の雷師 Copyright 朝焼彩茜色 2013-07-03 17:31:21
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