7月が入る
朝焼彩茜色

現実の最中 上り坂の錯覚 向かい風の奥義 流れる最古からの生身の風
ひた向き うつむかず 足元固め 悪戯な煩いに 片目つぶり

人生の最中 過ごす刻 太めに刻み 他愛もない空気の澄みと淀みに
戯れる ただ息をし心臓を動かし 心を腹から出して 空気に晒す 澄みと淀み

 人の夢の儚さの解釈の錯覚 語尾の雨季にさよならをしながら 小さな覚悟を
 積み重ねられる 土台を固め 額の瞳をうっすら開き 

 別人の一人称と久しく会う

 君に会いたかったよ

 最愛の金棒に

  現実の止まりの光速に 天の川一粒に留まる星の体に入る 最愛の金棒と

  起こす起こされ同時進行を 一刀両断する 雨季の去り期に

  六つの瞳 煌きの生まれを願う瞬き 万回

  天の川の一粒の輝きを見つけられる 額の瞳をうっすら開き 

  さやさや さやさや・・・


自由詩 7月が入る Copyright 朝焼彩茜色 2013-06-29 16:21:57
notebook Home 戻る