選挙システムを考えてみる
北村 守通
私事で恐縮ではありますが、つい先日、久しぶりにステントを埋め込む手術を受けてきました。
恐ろしいことに、どの程度のものなのかまったく知らされていなかったものだから(7時間かかりましたよ。)受ける本人はまぁ、バカンス気分。
キャワイイ看護婦さん達に至れり尽くせりの対応を受け(→腕が穴だらけになったのではないかと思うくらい、それはそれは丁寧に注射をや・り・直・し・て・い・た・だ・き。)ながら、あれやこれや持っていって・・・みたいなことを考えていたのですが、結局ふたをあけてみたら不思議とテレビにかじりつき。
なにが、というわけでもなくチャンネルをダラダラと切り替えながらなんですが、まぁ、久しぶりにテレビだなんてものを観ました。はい。
さてそんな中、宿泊最終日となった日曜日には東京都議会選挙の開票速報がやったりやらなかったり。まぁ、これからもっと詳しい情報が入るだろう、というときには頭に麻酔がかかってしまっていましたが。
結果についてうろ覚えの大まかなデータだと。
投票率30パーセント越えるくらいで、自公民の議席が3分の2(66パーセント)ってとこだったでしょうか?
つうことはだよ。
選挙資格を持つ人全体の中で、自公民を支持した人というのは
30% × 2 ÷ 3 = 20%
といったところというわけで、もちろん少なくはない支持率だけれども、決して多いとは言えない支持率なんじゃぁないの、と。
で、選挙に勝った、負けたというわけですが、本当に今回の選挙で一人勝ちしたのは
『白紙党 白紙さん1号・2号・3号・・・・』
だったはずなわけで。
つまり「候補の誰も選ばない。」というのが一番だったと思うんですよ。それが積極的意思なのか、消極的意思なのかは別にして。
だったら。
当選すべきなのはこの
『白紙党 白紙さん1号・2号・3号・・・・』
なんじゃぁないでしょうか?
つまり『当選該当者なし』というのを作るんですよ。
もちろん、『当選該当者なし→議員なし』だと、議会運営に支障をきたすでしょう。
(いや、議員数は少なくていいんだ。という声もあるでしょうが、ここはまぁ、その議論はおいておいて議員数は定数通り必要だと現状を立てておいた上で話をしますね。)
ですから、『白紙さん』が当選した場合、『白紙さん』には事実上職務の遂行が不可能ですから、その分、落選した候補を繰り上げ当選させます。ただ、この繰り上げ当選した候補は特別的な処置により議会に参加できる身なのですから、最初の選挙で純粋に選ばれた議員と差別化を図る意味で『準議員』といった扱いにします。差別化といっても職務について(議会への参加)差別化を図るわけにはいけませんから、給料面だとか、まぁ資金繰りに関することなんかで、純粋に選ばれた議員と差をつけられる、こんなことがあってもいいんじゃぁないでしょうかね。
例(立候補者 A・B・C・D・E 定数3の場合)
選挙開票結果 1位 B
2位 『白紙=当選該当者無し』
3位 D 以上当選
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4位 E
5位 C
6位 A
『白紙』候補には職務遂行能力がないため、4位のEが『準議員』として
繰り上げ当選。
最終結果 B
D 以上二人は『正規議員』
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E 『準議員』
と、まぁ、こんな感じ。『白紙さん』候補に負けた、というのが開票結果としてガツンと出されると、それは候補者に対してもプレッシャーになると思いますし、また、本来の民意の反映の仕方なんじゃぁないかなぁ、と思ったりするわけです。はい。
まぁ、絶対に採用されるはずがないであろうシステムだとは思いますけどね。
悪くはないんでないの、とふと考えてみたりしたものなのでした。
さて、次に考えてみたいのが『政党政治』と言う奴なんですがねぇ・・・
これがちょっとやっかいで、また考えがまとまったら、この場を借りて吹いてみたいなぁ、だなんて思います。