暑い放射能
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厚い雲は過ぎ去り
青い空が広がっている
それでも私は見えざる恐怖に
震えている
いつ訪れるか分からない暗い日に
死の一文字に飲み込まれそうになりながら
毛布にくるまり目をつむる
どこかに花が咲いているだろう
忘れてしまった子供の頃の野に
咲いているだろう
その花におびえはない
私は涙せず花を抱く
反吐を吐きながら
咳をする
孤独を知るばかりで
何もできずに膝をつく


自由詩 暑い放射能 Copyright within 2013-06-18 19:44:37
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