幻想の未来
梅昆布茶

すべては大概まるくはおさまらないものだ
三角や四角や多角形

角と角が紛争を起こす
まるになるまでには時間がかかる

ただたまたま角のままで素敵に嵌ってしまうと
それが基点になって
すべての回転運動を動かしてゆく

世界がこういった図形だったら
僕はパズルのように並べ替えるだろう

回転しない独楽のような上司
角も何もない平板なあなたは
まさか直線ではないですよね

遺伝子でさえ複写の都合により
二重螺旋なんですから

いつも不等号の世の中
それが資本の原理とは知らずに
民主主義ばかりを
余地なく信じていました

管理されたものは民主主義とは呼べません
歩いて生きないとそれは
腐ってゆきます

世界は円環ではないのですから
それなりのイメージを持ってゆくのです
まあ私的な感慨だと思ってください

雑多な角度や曲がりは その道のプロフェッショナルがどこかにいます
僕らは矢印を とりあえず 進むのです でも万全ではありません

もう蝶になっても 花になっても どうでも良いのですが
結果は僕らが引き受けることが
大原則なのですね

誰も自分の嫌いな姿には
なりたくないでしょう

時にちっとも自分に合わない職業
とっても嘘の仕事
あるいは要求に答えられない自分

異和は当たり前 でも世界は廻る

どこが中心点なのでしょう

特に何かを回転させたいわけではありません
いまさらですが

回転が必要かどうかから

議論して見ませんか





自由詩 幻想の未来 Copyright 梅昆布茶 2013-06-16 01:00:36
notebook Home 戻る