右耳
はるな


あけ方
うすあかるい部屋を出るまぎわ
シーツのうえに半透明のわたしを確認する

いつも
左がわを下にして抱きあうので
それは
右耳からだんだんとすけていく
あなたの言葉でできている
ゼリーのわたしでした



自由詩 右耳 Copyright はるな 2013-06-13 23:11:50
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