おバケ
梓ゆい

ゆらゆらと

洗面器に貯めたぬるま湯

三日間

布団で眠る事が出来なかった髪の毛を洗う…。。

(普通が何なのか、解らない日々…。。)

ゆら・ゆら・ゆらり・ゆら・ゆらり…。

カフェオレを片手に/午前三時の/住宅街を走れば…。。

(悲鳴ト・共鳴ガ・聞コエル…。。)

○深呼吸をして

○倒れて


○眠りについて…。。。

―微かな、血の匂いと共に―

…ひたすらに/ひたすらに…

(「考えが無いなら、止めなさい・辞めなさい・ヤメナサイ」と叱られました…。。)

(「考えを持たないなら、止めなさい・辞めなさい・ヤメナサイ」と叱られました。。)


朝と夜の狭間に浮かぶ、ファミレスと言う名前の箱庭。


路肩に停まる、新聞配達の原チャリ…。。

ゆらり…ゆらり…ゆら・ゆら・ゆら・ゆらり…。。。

「私の魂は今、百鬼夜行と成り果てた…。。」






自由詩 おバケ Copyright 梓ゆい 2013-06-13 00:33:08
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