ほどよく立ち枯れる
梅昆布茶
ほどよく生きる 風にまかせて
古木のように悠然と大地に根を深くはりめぐらせて生きれたら
若木のようにしなやかにすっくりと空をめがけて伸びれたら
どんなに素敵なことだろう
でもいまの自分のうつわは たったこれだけだ
それでも良いとおもわねば とうてい生きては行けない
もちろん棘有る荊のようには生きたくない 萎れた花でもなく
ほどよく立ちつくして枯れてゆきたいと思う
せめて意志ある姿のままで立ち枯れて行ければよい
やり残したこと放り出してしまったもの ぼくの人生は懺悔の山だ
でもやりたいことつたえたいものが まだ待っていると思うんだ
急ぎ過ぎてもだめなんだ 振り向いてばかりいてもしょうがない
いくつになってもしなやかな感性をもちたいものだ 内部に星をいだくように
誰に会ってもやあ元気かいと声をかけたい 好きな人にも嫌いな人にも
みんな無常を生きる同志であるのだもの 憎しみや怒りの連鎖はもうたくさんだ
まだ人生を整理するには早いのかもしれないが
でもいつでも立ち枯れるように消えてゆけたらよいとおもっている