石けり
石田とわ
月のない夜、石けり遊び
進める升目は一夜に一つ
蹴った小石がしじまに光る
あなたの石はずうんと進み
あがりをひとり先に踏む
石けりあがればあなたに逢える
今宵も黙って石を蹴る
そして一升近づいた
自由詩
石けり
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石田とわ
2013-06-12 01:52:48
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