仮眠
kauzak

疲れが溜まっている

身体が重くて
写真集を見るのもしんどくなり
枕だけ取り出して
フローリングの床に直に寝る

正確には横になるだけだが
枕に顔を埋めていると
意識があるようなないような
曖昧な境地を漂う





長い時間が経ったような気がして
顔を上げて時計を見る

一時間経ったか経たないか
なんだたったこれだけか

体感時間と現実の時間のギャップに
現実味を見失う
これはまだ夢の中じゃないかと疑う

それは刹那のこと

まだ重い身体を起こし
ぼんやりする頭を軽く振ると
少しスッキリした気がした


自由詩 仮眠 Copyright kauzak 2013-06-11 23:45:27
notebook Home 戻る