ずっとさがしてたもの
梅昆布茶

遠くて輝いていた ちくちくと心に刺さってる
手の届かない哀しみが 僕を打ち砕く 苛まれる心で生きてきたさ
宇宙はとても遠くって 星ばかりが波のように漂っていて

君がそんなに側にいたなんて 想像もつかなかったんだ けど嬉しいよ
空が笑ってるほら ゆらゆらと蒼く 僕のようにね
ずっとずっと探してた いつもね笑ってる君の そんな佇まい

株の乱高下なんて関係ないさ 僕達は証券じゃあないんだ
僕達は星のかけら 引力で結ばれる運命にあるんだ 宇宙は僕たちなんだ
ずっとずっと笑っていたい つまらないネタで 永遠に

仮想空間で恋するより 君とおでんが食べたかった 辛子の効いたやつだよ
君のプランターのなかが僕の世界だ そうそれでいいんだ 永遠にね
だって君にはもう会えないから 宇宙が壊れても 世界が崩壊しても

ずっと探してたもの 暖かくて大好きでさわれないもの 君という小宇宙
僕という銀河が いま会いにゆく 嫌ならほっといてくれ
僕は確かめねばならないんだ 君がそのものかどうか

ずっと探してたものになって欲しいんだ
無理は言わないから

美しくしなやかにね
よろしくね




自由詩 ずっとさがしてたもの Copyright 梅昆布茶 2013-06-06 10:20:11
notebook Home 戻る