あしあと。
元親 ミッド

ほら そっと後ろを振り向いてごらん。

どこから続いているのか

ずっとずっと遠くから

足跡がね 道になってる。



時には寄り道もしたし 時には深い川も渡ったけれど

それでも足跡は いつだって

みぎあしと ひだりあしが

対になってて 交互にあって

助け合うように 呼吸するように

寄りそって ここまで続いてるんだ。



キミと ぼくは あのあしあとだよ。



そして ここまでずっと 途切れずに

続いてこれたのは

みぎあしと ひだりあしが

対になってて 交互にあるから。

ケンケンだったら 

きっとここまでこれなかったと思うんだ。



ケンカする日も 励まし合う日も 

一緒に泣いて 一緒に笑って

対になってて 交互にあって

助け合うように 呼吸するように

寄りそって これからもずっと続いていくんだよ。



キミと ぼくが 一緒にいるから 

あしあとは残せるのだから。


自由詩 あしあと。 Copyright 元親 ミッド 2013-06-01 09:30:53
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