雌の薔薇
朝焼彩茜色

一つ二つ華のひらを触って 感触と感触が繋がる
一つ二つずっど触っていたい アタシの官能が瞼を開くまで
今の刹那は止まるように願っている

真紅に露が弾ける華のひら 触り触れる感じるものは
熱くなる匂いが溶け出す 

アタシの雌が呼び覚まされるまで 少女のように扱って
一つ二つ華のひらを触るように 感触と感触を繋げて
昼を拒む願いを受け入れて 真紅が冴えないから

降り出す音楽に真紅の熱は止まらない
棘を閉じる
アタシの官能が瞼を開くまで
棘を閉じてあげる

だから優しく扱って一つ二つ華のひらを触るように
少女のように扱って 


自由詩 雌の薔薇 Copyright 朝焼彩茜色 2013-05-31 23:07:59
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