碧(みどり)
鵜飼千代子




零れる光の碧(みどり)の中を
お散歩するわたしは
待っていない



もう、
不安や警戒とは
距離を置いたのだ



「森林浴の効能」なんて詩
書いたっけ



どなた様も
お気遣いなく
好きにお散歩しているだけ
ですから



林や森を歩いていると
息吹をもらって
充足する



しなければいけない
わたしがしたいことに
意識が高まる



「遺書?」なんて
不安にならないで



わたしは、
絶対に自死はしないから。

これは、お約束。



肺癌で明日死ぬかもしれないけれど



茨木のり子さんと川崎洋さんとの関係は
あんまり知らないながら
あんな感じが好き



何もかも
むつかしい世の中だけど



いとうさんがいう
「ちりつも」で
こつこつ行くよ



まともな手腕を振るう気になった人が
現れちゃったら協力するし

ダメ元で声かけするよ



自分が仕切るより
応援した方がパワー倍増もあるから



わたしは、
率いる能力はない。
強すぎるんだ



萌える樹々たちが
かわいらしいね



植物のゆったりとした成長と
身動きとれないのに
生きることに貪欲な姿に
魅せられる



隠れ肉食系だし
肉食系男子に引かれるのだけれど
何か他のアレンジがあるのなら



新しい芽吹きをみたいと思っています






自由詩 碧(みどり) Copyright 鵜飼千代子 2013-05-29 01:59:49
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