湿昇り
朝焼彩茜色

湿の音が始まった 毎時 初めたい新鮮に
こだま雨音 サイレンの様に感知する 

 湿の知らせ
 虫の知らせは近寄らない 誰も無言で死んだりしない
 そう 信じたい

湿の音が美しく そうでもなく どうでも良くもなく
矛盾整列 サイレンレイン額にあたる

 湿の知らせ
 虫の知らせは覚悟はできている それでも生きている今を
 そう 心臓に稲妻を落とす

湿が目覚める潤いに 青空なしに試みる を初める
湿が目覚める潤いに 青空なしに進める晴れ芯を張らして 温存する

誰も急にいなくなったりしない 日々を感謝に湿める

湿の音が始まった


自由詩 湿昇り Copyright 朝焼彩茜色 2013-05-28 20:19:40
notebook Home 戻る