目をさます
灯火に光りをともす
夜の帳をとく
忘れれば 万物の命を病めさせる
部屋に家具ひとつなく
静寂に そこは
音という概念すらありもぜず
ひとたび窓を開ければ 天空は、
惑いの星がのしかかる せまり
あふれる 天体の音楽にみたされた
笑い声は喜びの それは、どこかで
銃声と、叫び声にとまり ときに
怒りも 音の波をなし うちよせる
瞳にうつる
星の色は、いつか部屋の住人の憂愁をさそう
住人の仮説 ?
あの星は悲しいがゆえに 蒼くかがやく
平和であれば 緑に
幸せであれば 桃色に染まるはず
住人の名は、Mr.Nevertellalie さもなければ
Mr.Createeverything
住人の仮説 ?
あの星が美しいのは、人のいとなみに無関心であるから
心をわずらわされることなど ありはしない
窓辺にすわり 見あげては、
思案はやまず
人には、あらゆる欲を補うほどの
知恵を さずけたはず
未だその知恵を使う方法を知らず 生きる
生きるために 傷つけあう
それは、いったい何故?
Mr.Sigh